この原因のひとつに冷えがあります。
人体における熱の発生源は筋肉です。
寝ている間は、昼間起きているときのようには、当然ながら筋肉は
働かないので、熱が発生しません。
特に、最大の熱発生源である下肢の筋肉からの熱発生が少なくなるため、
下肢から心臓に戻る血液の温度が低下します。
下肢からの血液は、心臓に戻る前におなかを通過し、
その結果、おなかが冷え、腸の働きが悪くなります。
寝返りをうって、布団をはねのけて、おなかが出てしまう場合もあるでしょう。
ぜんそくや、アトピーの発作には、こうした冷えによる腸の働きの低下が一因
であるようです。
それと、同時に体の解毒を担当する器官である肝臓も、アレルギー発症に
大きく関わっています。
肝臓の負担を減らすことは、肝臓の悪い人だけではなく、
ぜんそく、アトピー、花粉症を改善するためにも大切なことなのです。
寝ている間に肝臓をいたわる方法とは・・・。
古典的な方法ですが、腹巻きを着用しましょう。
腹巻きは、腸の働きを助けるだけでなく、肝臓を温めて血流をよくし、
肝臓の解毒作用を高めてくれます。