肝細胞が弱っている状態は、ビタミン貯蔵庫も弱っている状態です。
この状態では、せっかくビタミンを摂取しても、体の各器官に
ビタミンが運ばれず、ビタミン欠乏症と同じ状態を引き起こしやすくなります。
ですから、肝機能が弱っているときは、通常よりも意識してたくさんのビタミンを
摂る必要があります。
ウィルス性の肝炎の人に、特に必要なビタミンは、ビタミンA・C・Eです。
これらのビタミンには、病気に対する抵抗力を高める働きがあります。
また、抗酸化作用にも優れています。
肝炎ウイルスによって傷ついた肝細胞の働きを助け、抵抗力を向上させ、
肝臓の機能を回復させる強い味方となります。
ビタミンA・C・Eを多く含む食品としては、
緑黄色野菜、海藻、果物、アセロラ、ほうれん草、玄米(胚芽米)などです。
こうした食物を普段の食事に積極的に取り入れましょう。